片貝まつりで打ち上げられた四尺玉=2019年9月10日、小千谷市片貝町
片貝まつりで打ち上げられた四尺玉=2019年9月10日、小千谷市片貝町

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、新潟県小千谷市で11月に予定されていた片貝まつりの花火が中止されることが25日、決まった。市民による実行委員会が、全国や市内での感染急拡大を考慮して判断した。世界最大級の四尺玉の花火で知られる恒例イベントは、2年連続で中止となる。

 片貝花火は例年9月9、10の両日、住民らが健康祈願や結婚、出産祝いなどの花火を地元の浅原神社に奉納して打ち上げる。2019年は2日間で約16万人が訪れた。

 実行委は、今年は秋までにワクチン接種が一定程度進むと見込み、いったんは11月5、6日に延期して実施すると決定。しかし感染状況が見通せないとして断念した。

 関係者約30人による25日夜のオンライン会議では、中止の提案に対し、出席者から異議は出なかった。吉原正幸実行委員長(71)は「断腸の思いで2年連続の中止を決めた。ウイルス禍が収束したら皆で盛り上げ、伝統をつなげていきたい」と話した。