「銀メダル」の文字が加えられた山田美幸選手をたたえる懸垂幕=26日、阿賀野市役所
「銀メダル」の文字が加えられた山田美幸選手をたたえる懸垂幕=26日、阿賀野市役所

 東京パラリンピックの競泳女子100メートル背泳ぎ(運動機能障害S2)で、山田美幸選手(14)が銀メダルを獲得してから一夜明けた26日、地元の新潟県阿賀野市では、山田選手が通う中学校や市民から喜びの声が相次いだ。市役所本庁舎には、快挙をたたえた懸垂幕が掲げられている。

 山田選手が通う京ケ瀬中では朝、各クラスの担任らが生徒に快挙を報告した。生徒たちからは「すごい」と歓声が上がり、拍手で喜び合ったという。

 山田選手が在籍する3年の学級担任、齊京正浩教諭(60)は、普段の山田選手について「パラリンピック選手とはいえ、周りの生徒と変わらない女の子。勉強も体育も頑張っているし、冗談も言う」と話す。25日は教務室で競技を見守った。「静かに見ていたつもりだったが、いつの間にか『頑張れー』と声が出ていた」と笑う。銀メダル獲得に「本当によかった。おめでとうとお疲れさまと言いたい」とねぎらった。

 子どもが山田選手と同じ小学校に通っていたという市内の会社員女性(33)は「委員など何にでも自分で手を挙げてチャレンジする子だった。そのガッツがあるから取れたメダルだと思って、涙が出た」と感慨深そうだった。

 市役所では25日夕、市職員がパラリンピック出場を祝う懸垂幕に「銀メダル」の文字を張って、祝福ムードを盛り上げた。懸垂幕を見た市内の男性は「今までパラリンピックはあまり見てこなかったが、山田選手の力強い泳ぎを見て感動したし、勇気をもらえた。次の50メートルも応援したい」と興奮冷めやらぬ様子で話した。