燕市特産の「もとまちきゅうり」を使った加工品
燕市特産の「もとまちきゅうり」を使った加工品

 「アフターコロナ」を見据えて「食」で地元をPRしようと、新潟県の燕市と弥彦村の飲食店など3軒が燕市特産の「もとまちきゅうり」を使った加工品を考案した。市の大河津分水通水100周年の補助事業の一環で、キュウリの爽やかな香りが楽しめる3品が完成した。

 もとまちきゅうりは40年ほど前から生産されており、現在は本町そ菜出荷組合に所属する8軒の専業農家が生産している。春と秋に旬を迎え、8月中旬に収穫が始まった秋キュウリは150トンの出荷を見込む。

 燕市の明治屋は、キュウリを地元のシイタケや海藻と漬け込んだ「昆布カッパ」(150グラム、450円)を開発。松橋屋はキュウリを練り込んだアイス(当面は業務用のみ販売予定)、弥彦村の弥生商店はキュウリを副原料に使ったクラフトビール「もとまちきゅうりきゅうり」(330ミリリットル、880円)をそれぞれ考案した。

 20日には鈴木力市長を訪問し、完成報告を行った。試食した鈴木市長は「昆布カッパはご飯が進みそうだ。アイスはメロンのような風味でおいしい」と評価した。勤務時間中のためビールの試飲はしなかったが「家に帰ってから飲むのが楽しみだ」と語った。

 明治屋の大橋和明社長(45)は「大河津分水の治水のおかげで燕市はキュウリの産地になった。商品を通じて歴史を知ってもらえれば」と期待を込めた。

 昆布カッパとクラフトビールはそれぞれの店舗で販売する。