鉄の質感や味のバランスを意識して作った「燕三条鉄まんじゅう」=三条市庭月
鉄の質感や味のバランスを意識して作った「燕三条鉄まんじゅう」=三条市庭月

 新潟県の燕三条地域の新たな名物として今春から販売している「燕三条鉄アイス」に続き、「燕三条鉄まんじゅう」の商品化が進んでいる。アイスと同様、食用の鉄粉を竹炭入りの生地の上に振りかけたもので、見た目からも「鉄」が伝わってくる。

 鉄アイスの開発・販売を企画した、三条市のChillFull(ちるふる)が「食べる工場見学」の第2弾として、同市の道の駅「漢学の里しただ」とともに開発した。

 鉄アイスは見た目のインパクトや、食と地域の工場を結び付けた話題性から、新聞やテレビなどのメディアにも広く取り上げられた。宣伝効果もあり、売り上げは順調に伸びているという。

 ちるふる所長の芳賀聡さん(43)が、第2弾の企画を考えていたところ、まんじゅう製造のノウハウがある同道の駅と知り合った。あんを包む生地は竹炭を練り込み、ライトグレーの鉄の質感を表現。その上に鉄粉を振りかけた。食べた後に、ほのかに鉄の味が口の中に広がるまんじゅうになった。

 製造に当たった同道の駅駅長代理の中野貴史さん(35)は、「強すぎず弱すぎず鉄の味を感じられるように、鉄粉や竹炭、あんの量に気を配った」と苦労を話した。

 芳賀さんは「アイスの季節が終わり、次はまんじゅうを登場させた。今後も地域の企業とのコラボを進めて、第3弾、第4弾へと続く名物を作っていきたい」と意欲を見せている。

 鉄まんじゅうは同道の駅と、同市一ノ木戸商店街で31日にオープンする無人販売所「むじん商店」で同日から販売される。6個入り1千円。