南区の魅力の広め方についてアイデアを発表する新潟大の学生=新潟市南区
南区の魅力の広め方についてアイデアを発表する新潟大の学生=新潟市南区

 新潟市南区の地域産業の可能性を探ろうと、新潟大の学生が農家などへの取材を通じて実施した調査学習の報告会が、同区の白根学習館で行われた。新しい魅力発信の方法や、地域を訪問してもらうための工夫について、学生目線のアイデアを発表した。

 新潟大の集中講義の一環で、経済学部や農学部などの1~3年生12人が参加した。大学での事前学習の後、班に分かれて8月19~25日に現地を訪問。区内の果樹農家やゲストハウス経営者らを取材して現状や課題について理解を深め、解決策を考えた。

 取材に協力した住民らが出席した27日の報告会で、学生は「外部への発信力が弱い」「特産の果物を食べられる場が少ない」などと課題を指摘。多くの人に魅力を広める方策として、さまざまなオンラインツアーの企画や、商店街の空き家を使ったカフェの開業などを提案した。「生産者自身の魅力をアピールすることも重要」と、会員制交流サイト(SNS)での動画配信を考えたグループもあった。

 コメやイチゴを栽培する男性(34)は「凝り固まっていた考えをほぐしてもらった。今後に生かしたい案がたくさんあった」と話した。