古町十字路の角に立つ古町ルフル(中央)。広場の建設工事が進んでいる=6日、新潟市中央区(本社ヘリから)
古町十字路の角に立つ古町ルフル(中央)。広場の建設工事が進んでいる=6日、新潟市中央区(本社ヘリから)
古町ルフル前の広場のイメージパース(古町通7番町地区市街地再開発組合提供)

 新潟市中央区の古町十字路にある再開発ビル「古町ルフル」の正面で、広場の建設工事が進んでいる。2021年度末の完成予定で、催しなどでの活用を想定する。誘客のノウハウを知る商店街関係者が商業利用での運営を担うことが、このほど決定。古町地区の回遊の起点として活用に期待が高まる。

 古町ルフルは百貨店の大和新潟店跡地に20年、民間の再開発ビルとして開業した。現在整備が進む広場は面積が約850平方メートル。全面に屋根が掛かる。設計時からイベント利用などを想定し、水道や電源設備を配置。使い勝手を高めた。

 中央区の地下商店街「西堀ローサ」とは大階段とエスカレーターで直結する。ローサを運営する新潟地下開発の金子正夫営業開発部長も「人の流れを取り込むために、テナント誘致など、こちらも積極的に環境を整える必要がある」と気を引き締める。

 商業利用の運営は、地元商店街でつくる「新潟古町まちづくり株式会社」が担う。古町地区の現状を熟知していることなどが決め手となった。

 ルフルについて、古町七番町商店街振興組合の大塚善紀理事長は「開業後は、平日が中心だが、人が歩くことで地域経済が循環している」と歓迎する。一方、一部テナントスペースに空きがあるほか、業務系中心のビルのため、休日を含めたにぎわい創出という面で物足りないとの声もある。

 大和新潟店や新潟三越の撤退など暗い話題が続いている古町。ウイルス禍も直撃した中で「現状の好材料はルフルしかない」と関係者。それだけに、新潟中心商店街協同組合の前川周作理事長は「さまざまな集客の催しを考えたい」とにぎわい創出を図っていく。