大きな炎で思い入れのある品々を弔った「人形・もの・遺品供養祭」=燕市国上
大きな炎で思い入れのある品々を弔った「人形・もの・遺品供養祭」=燕市国上

 亡くなった人が大切にしていた品物などを供養する「人形・もの・遺品供養祭」が、新潟県燕市の国上寺で行われた。残された人たちにとって思い入れの深い品々が、炎とともに天へと旅立っていった。

 国上寺では10年ほど前から毎年、3月の最終日曜日に、愛着があり古びていても粗末にできない遺品や人形を供養してきた。しかし、年々持ち込まれる数が増えてきたため、昨年から「供養の日」である9月4日も行い、年2回の開催としてきた。

 半年の間に、県内外から37件の依頼があり、ひな人形やぬいぐるみなど数百体が持ち込まれた。講堂にはこれらの人形とともに、だるまやウミガメの剝製なども並べられた。

 山田光哲住職(54)が読経をして弔った後、境内に運ばれた品々は火にくべられる「お焚き上げ」が行われた。人形や遺品は大きな炎に包まれ、灰へと姿を変えていった。

 山田住職は「取っておきたい品もいずれ片付けられなくなる。元気なうちに持ってきてもらい、しっかりと弔えば、気持ちも納得できるのではないか」と話している。