大凧によく使われる武者絵などを使い、ワクチン接種済みを示す缶バッジ
大凧によく使われる武者絵などを使い、ワクチン接種済みを示す缶バッジ

 大凧合戦が継承されている新潟県見附市今町地区の凧好きでつくる住民グループ「とりあえず凧」は、道の駅「パティオにいがた」で新型コロナウイルスのワクチン接種済みを示す缶バッジを販売している。大凧の絵柄によく使われる上杉謙信ら勇壮な武者絵と文字を組み合わせ、ウイルスを打ち負かすという思いも込めた。

 バッジの製作、販売は、グループ代表のNPO法人職員、長谷川匡人(まさと)さん(47)が、知人から燕市のメーカーが作った「接種済」のプレート型バッジのことを聞いたのがきっかけ。今町ならではのバッジを作り、さらにウイルス禍で2年連続中止となった大凧合戦のPRにもつなげようと思いついた。

 六角凧に描かれた絵を円形のバッジにそのまま使うとバランスが崩れるため、ベテラン凧絵師の小杉勝美さん(83)に缶バッジ用の原画を依頼。感染症に打ち勝つ願いを込めるため、絵は無敵の強さを誇った謙信や加藤清正、病魔をはらう鍾馗の3種類を描いてもらった。

 バッジは直径5・5センチほど。絵と一緒に「コロナワクチン接種済」の文字をプリントした。8月末までに絵柄ごとに100個ずつの缶バッジが完成し、今月2日からパティオにいがたの農産物直売所内で1個550円で販売している。

 長谷川さんは「バッジを付けて周囲に安心感を与えるだけでなく、絵をきっかけにして大凧合戦の話をどんどんしてほしい」と期待する。直売所の営業は午前9時~午後7時で無休。