7、8月に新潟県内で起きた山岳遭難は、前年同期比8件増の21件、遭難者数は17人増の30人だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛傾向が、前年に比べて弱まったことなどが背景にあるとみて、秋の行楽シーズンに向け注意を呼び掛けている。

 県警によると、30人の内訳は行方不明者1人、負傷者3人、無事救助26人。7、8月に死者がゼロだったのは、記録が残る1998年以降では初めて。

 居住地別では、県内が17人、県外が13人。感染が拡大した昨年以降は、県外の登山客が減少しているとみられ、県内の占める比率が高まっているという。

 遭難者のうち10人は単独で行動していた。大澤宜夫地域部長は「登山届を提出して単独行動は避け、万が一のために装備品を携行してほしい」と話した。

 一方、7、8月の水難事故は8件減の13件。水難者数は2人減の20人で、内訳は死者3人、負傷者1人、無事救助16人。水難事故に遭った場所は河川が16人、海が4人だった。