自民党総裁選の投票用紙を発送する作業に当たる党県連職員=17日、新潟市中央区
自民党総裁選の投票用紙を発送する作業に当たる党県連職員=17日、新潟市中央区

 次の首相を事実上選ぶ自民党の総裁選が17日、告示された。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、新潟県民や党員からは、難局を乗り切るリーダーシップや、疲弊した地域への目配りを求める声が聞かれた。同党県連は党員らに投票用紙を発送した。

 長岡市の会社員(50)は、首都圏などで緊急事態宣言が繰り返される状況を挙げ、「最初から徹底的に厳しい規制をかけるべきだったが、菅首相は決断力がなかった。次ははっきり決断できる人にリーダーになってもらい、新しい風を吹かせてほしい」と切望した。

 上越市の学習塾を経営者(42)は「ワクチン接種の副反応で休む子が多く、今後の経営への不安は大きい。次期総裁には国の支援金の対象業種を拡大してほしい」と話した。

 県内の党員はウイルス対応に加え、ウイルス禍で冷え込む地域経済への対策も求める。

 党員歴20年の長岡市の無職男性(66)は「会合がなくなり地元飲食店への影響は計り知れない。行事もないので地域のつながりが弱くなっている不安がある。地域を盛り上げる政策を期待したい」と語る。

 新潟市や長岡市などで飲食店を経営する新潟市北区の男性(48)は、今後の経済対策に注目する。「行き当たりばったりではなく、産業育成の視点を持ち、効果が上がるようにやってほしい」と訴え、新総裁には「そこを目指して頑張ろうと思える将来のビジョンを示してほしい」と注文した。

◆自民党県連、投票用紙を発送

 自民党総裁選が告示された17日、同党県連は県内の党員・党友2万4540人に投票用紙を発送した。29日に新潟市中央区の県連会館で開票し、結果を党本部に報告する。

 県連事務局職員は17日、4人が立候補を届け出て選挙戦となったことを確認した上で投票用紙を車に積み込み、発送する郵便局に向かった。投票用紙は往復はがきになっており、28日までに新潟中央郵便局(新潟市中央区)に到着した返信はがきを有効投票とする。

 発送作業に立ち会った県連幹事長の小野峯生県議は、間近に迫った次期衆院選も見据え「活発な政策論争で、国民の共感を得られるよう期待したい」と述べた。本県に関わる重要な論点として、新型コロナウイルス対策をはじめ、農政、原発を含めたエネルギー政策などを挙げた。