県外向けの出荷が本格化した2021年産の一般コシヒカリ=17日、新潟市西区
県外向けの出荷が本格化した2021年産の一般コシヒカリ=17日、新潟市西区

 2021年産一般コシヒカリの県外向け出荷が17日、JA新潟みらい(新潟市南区)など県内JAで本格化した。新型コロナウイルス禍などによりコメの需要が減少している中、JA関係者は「価格は前年より少し安くなるが、高品質に仕上がった。できるだけ多く食べてもらいたい」と意気込んでいた。

 出荷された新米はJA全農県本部(新潟市西区)を通じた販売分。同本部によると、21年産の一般コシは前年並みの約10万トンを出荷予定で、7割が県外向け。1等米比率(14日時点)は84%で上々の滑り出しという。

 17日は新潟市西区のJA新潟みらい新通低温倉庫で出荷式が行われ、荷台に30キロ入り米袋を積み込んだトラックが出発した。コメは関東、中京圏の卸売業者に届けられ、1週間後に店頭に並ぶ予定。

 需給環境の厳しさを受け、全農県本部が地域農協(JA)に示した21年産一般コシのJA仮渡し金(60キロ当たり)は1万2200円で、20年産から1800円の大幅減となった。

 JA新潟みらい経営管理委員会の村木宏栄副会長(69)は「店頭での価格は5キロで前年から100~200円下がる見通し」と説明。その上で「本県の生産者のコシヒカリにかける情熱はどこにも負けない。品質に自信を持って送り出したい」と語っていた。