グループごとに間隔を空けた座席でイルカショーを楽しむ来館者=18日、新潟市中央区のマリンピア日本海
グループごとに間隔を空けた座席でイルカショーを楽しむ来館者=18日、新潟市中央区のマリンピア日本海

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う新潟県独自の「特別警報」が解除され初の週末となった18日、悪天候の影響も受け、営業を再開したばかりの県内公共施設に混雑は見られず、静かな連休初日となった。観光地では客足が戻り始めた宿泊施設もあり、感染対策を徹底しながら観光客を出迎えた。

 新潟市中央区の市水族館マリンピア日本海は、県の特別警報を受け3日から休館し、17日に再開した。18日は、イルカショーの会場で座席数を制限するなど感染拡大防止策を取って迎えた。広報担当者は「台風の影響と、警報解除直後といったこともあり、いつもの連休よりお客さんは少ない」と話した。

 年間パスポートを持っているという新潟市秋葉区の団体職員(30)は久しぶりに来館した。「娘が来たがっていたので、今日は来られてよかった」と観賞を楽しんだ。

 長岡市の県立歴史博物館は混雑時は入場制限をする予定だったが、雨などの影響で人出は少なく、制限は行わなかった。斎藤良人館長(68)は「警報が解除されても来館者に安心してもらうため、感染対策に万全を期したい」と話した。

 家族3人で訪れた新潟市西区の会社員は「旅行もプールも博物館も行けず、休日は自宅にいることが多かった。久々に外出できて楽しめた」と顔をほころばせた。

 宿泊施設では、客足に回復の兆しが見えた所もある。妙高市の赤倉観光ホテルでは18日午後、客が次々とチェックインをした。2泊3日で宿泊するという新潟市中央区の主婦(79)は「県内の移動ならいいかと思ってきた。ゴルフを楽しみたい」と話した。

 3連休はほぼ満室で、温泉の混雑を回避する時差利用、ビュッフェでのマスク・手袋の着用など対策を取る。

 県が21日から県民向けの宿泊割引キャンペーンの予約受け付けを再開させることもあり、後藤幸泰支配人(48)は「感染禍で強く打っては出られないが、来ていただけるお客さまに最大限の安心を提供したい」と力を込めた。