自動演奏機能が付いたピアノを使ってオンライン授業を受ける生徒=新潟市中央区
自動演奏機能が付いたピアノを使ってオンライン授業を受ける生徒=新潟市中央区

 新潟市中央区の新潟中央高校が、ロシア・モスクワの音楽学校とオンラインでつないだピアノレッスンを導入している。特殊なピアノを使い、モスクワの講師がピアノを演奏すると、中央校のピアノも同じように鍵盤が動き、音色やペダル操作などを再現する。ウイルス禍でも海外の講師から学ぶ機会となり、生徒たちが意欲的に取り組んでいる。

 同高音楽科は、2012年にロシアンメソッドピアノ専攻が設置された。モスクワ音楽院などの一流講師から個人レッスンを定期的に市内で受けられるほか、実際にロシアの芸術文化に触れるモスクワ研修などが特長だ。

 しかし新型ウイルスの感染拡大により、モスクワ研修は中止となり、講師が来日して指導する機会も減少。昨年はビデオ通話を通したレッスンを試みたが、音が切れてしまうなど指導が難しかった。

 このため、本年度は新型ウイルスで教育活動に影響を受けた学校を、県が支援する事業の一環として、離れた場所をつないでレッスンができるピアノを導入した。

 同高で9月10日まで5日間にわたり、モスクワ音楽院付属中央音楽学校のデニス・チェファーノフさんを講師に、ピアノを使った授業が行われた。40分間の個別指導で生徒15人が受講。生徒の演奏が、連携されたモスクワのピアノでも奏でられ、音の強弱や長さなど、正確なポイントでのレッスンが可能になった。

 指導を受けた生徒(16)は「海外の先生から教えてもらえる機会がありがたい。細かい所までアドバイスをもらえた」と話した。

動画