「小会瀬」でオープンしたキャンプ場。温泉を利用できるのも魅力だ=阿賀町広谷乙
「小会瀬」でオープンしたキャンプ場。温泉を利用できるのも魅力だ=阿賀町広谷乙
25日から開設するテントサウナ=阿賀町広谷乙

 新潟県阿賀町広谷乙の旅館「みかぐら温泉ブナの宿 小会瀬(こあせ)」は敷地の庭に、キャンプ場を造成しテント泊の受け入れを始めた。館内の温泉やトイレは自由に利用できる。また、全国的に流行しているテントサウナを25日から予約制でオープンする。

 テント泊受け入れは、社長の長谷川智子さん(73)がインバウンド(訪日外国人)受け入れを視野に5年前から検討。感染症拡大が全国の宿泊業に影響を及ぼす中、「ウイルス禍が収束しても、従来のやり方だけでは景気は回復しない」と考え、従業員らと相談し、新規事業として取り組むことを決めた。

 屋外で密にならないことから、県が実施する宿泊事業者向けの感染防止対策・施設改修などを支援する事業に申請し採択された。

 キャンプ場は敷地の庭約5千平方メートルのうち、約3千平方メートルでクルミやクワなどの樹木を伐採し、6区画で8月末にオープンした。

 テント持参の場合、料金は1区画千円。露天風呂入浴、バーベキューセット、朝食などが付くオプションも追加料金で用意した。初心者用にテントなどの道具・食事を含めて提供する「手ぶらキャンプ」セット(1日1組)は2万円。

 利用料として中学生以上1人500円、小学生以下300円が加算される。荒天でテント泊が不安な場合は館内の大広間も開放。来春にはさらにテントサイト区画を広げる予定だ。

 25日オープンのテントサウナは8人程度入れる。専用テント内にまきストーブで加熱した石に水をかけ、発生した蒸気で温まる。外に水を入れたプールも用意。料金は1人1時間2千円、1時間半3千円。インターネットなどで開設を知った人が既に予約している。

 長谷川社長は「自然の中で入るサウナは爽快感を味わえる。町の豊かな自然、満天の星、鳥や虫の声を楽しんでほしい」と話した。

 問い合わせは小会瀬、0254(95)3535。