稲田亮氏
稲田亮氏

 任期満了に伴い2022年秋に予定される新潟県見附市長選に、同市出身で元国土交通省官僚の稲田亮氏(50)が立候補することが23日、分かった。不出馬を表明している久住時男市長の要請を受けていた稲田氏は、新潟日報社の取材に対し、「経験や人脈を生かして古里のために働きたい」と述べた。無所属で立候補する方向。28日に記者会見し、正式表明する。

 稲田氏は出馬理由について、15年4月から2年間、出向先の大分県中津市で副市長を務めた経験を挙げ、「市民や市職員と話し合いながら地方創生に関する計画を策定したことが、地方行政への関心につながった」と説明。久住市長の打診もあり、7月に国交省を退職し、見附市に戻った。

 久住市長が力を入れてきた防災、市民の健康増進を核にしたまちづくりの継承を掲げる一方、産業育成策などで独自色を出したい考え。中学校の同級生らを中心に後援会を設立しており、今後、久住市長後援会などにも支援を要請する。

 稲田氏は新潟大大学院修了で、1995年に運輸省(現国土交通省)に入省。大分河川国道事務所長や港湾局クルーズ振興室長などを務めた。

 市長選には、久住市政に批判的な元県職員、名古屋祐三氏(66)が立候補を表明しており、選挙戦になる見通し。