「ときなり」で提供する箱ちらし=佐渡市加茂歌代
「ときなり」で提供する箱ちらし=佐渡市加茂歌代
農家を改装した「蒼囲」=佐渡市千種

 東京都内に和食店10店を展開する「僖成」が、新潟県佐渡市に「佐渡うどん蒼囲」(千種)と「佐渡箱ちらし ときなり」(加茂歌代)をオープンした。佐渡産食材を使った料理を提供。同社が東京都以外に出店するのは初めてで「地域に親しまれるお店になりたい」と意気込んでいる。

 同社は昨年から、市内の企業と商品開発を始めた。取り組みをきっかけに佐渡を訪れた齊藤道明代表が、魚や米、果物など食材が豊富な佐渡に魅力を感じたという。7月下旬に蒼囲、8月下旬にときなりをオープンした。

 農家の空き家を改装してオープンした蒼囲は、佐渡産の海藻「ナガモ」を練り込んだうどんを提供。独特の風味と食感を出した。

 ときなりはスタジオだった建物を改装して使用。佐渡産の魚介を使った海鮮ちらしをお重に入れて提供する。だししょうゆに漬けたマグロや季節の白身魚を味わえる。落ち着いた雰囲気の内装にもこだわった。

 併せて、「佐渡商店」と銘打って佐渡産食材の加工品も販売している。ときなりでも使用しているナンバンエビの塩こうじ漬けなどが自宅で楽しめる。

 蒼囲の開業には市の雇用機会拡充事業補助金を活用。従業員も島内で募集している。

 新型コロナウイルス禍での開店となったが、お盆休みの時期に観光客や市民が訪れ、手応えを感じている。今後も島内での事業展開を検討する。

 同社は都内で営業する店でも、佐渡産食材の使用を始めた。僖成開発事業部の平田修治さん(50)は「佐渡産の食材の良さを広く知ってもらいたい」と話している。

 蒼囲は800~2千円、ときなりは1500円~2500円。営業時間は午前11時半~午後3時、午後5時~8時(ときなりは9時まで)。火曜定休。

 問い合わせは蒼囲、0259(67)7678。ときなりは0259(58)7257。