「米百俵プレイス ミライエ長岡」が入る建物のイメージ(長岡市提供)
「米百俵プレイス ミライエ長岡」が入る建物のイメージ(長岡市提供)

 新潟県長岡市の中心市街地再開発事業で新設する複合施設について、市が所有する交流拠点エリアの名称が「米百俵プレイス ミライエ長岡」に決まった。公募で寄せられた1311件の中から名称選定委員会が絞り、市が決定した。施設全体の総称として調整している「米百俵プレイス」に、新しい感性や可能性を想像させるとして「ミライエ」を組み合わせた。

 複合施設が建つのは、米百俵の故事で知られる国漢学校がかつてあった地。第四北越銀行が入る10階建ての「米百俵棟」西館、長岡商工会議所や市庁舎が入る7階建ての東館、マンションが入る「住まい・にぎわい棟」、クリニックが入る「駐車・にぎわい棟」の四つで構成する(棟名はいずれも仮称)。2025年度の全館オープンを予定する。

 ミライエ長岡は、西館1階の一部、3~5階、東館地下1階、1~3階、4階の一部、東西を結ぶパッサージュ棟に当たる。産学官連携の拠点「ナデックベース」、図書館、若者の交流スペースなどを整備する。

 市は3月、大学の識者や若手起業家ら8人でつくる名称選定委を設置。4~5月に名称を公募し、人材育成や産業振興の拠点というコンセプトに合うものを選考してきた。

 公募では、「米百俵」を含む名称が297件、「国漢学校」が入った名称が131件だった。

 「米百俵プレイス」は11件、「ミライエ」はローマ字表記を含めて4件の応募があった。選定委は米百俵ゆかりの地であり、前者を盛り込むことで一致。後者は「米百俵の精神を未来へつないでほしい」「過去と未来が共存している」と評価する声が多かった。選定委の意向を踏まえ、磯田達伸市長が最終的に決めた。

 市は29日にアオーレ長岡で記者会見を開いて名称を発表。磯田市長は「施設のコンセプトにふさわしい名前だ。人づくりや起業、産業活性化の拠点にしたいという思いが強くなった」と力を込めた。選定委の水流(つる)潤太郎委員長(長岡造形大理事長)は「格調や親しみ、明るさがあり、ふさわしい名称を選べた」と述べた。

 市は今後ロゴやシンボルマークを制作し、名称の定着に努める。