花角英世知事に十両昇進を報告する朝乃若関=1日、県庁
花角英世知事に十両昇進を報告する朝乃若関=1日、県庁
盛大な歓迎を受け、佐渡市役所に入る朝乃若関=1日、同市千種

 大相撲の十両昇進が決まり、新潟県佐渡市出身では48年ぶりの関取となる寺沢改め朝乃若関(26)=本名・寺沢樹さん、高砂部屋=が1日、花角英世知事と佐渡市の渡辺竜五市長に昇進を報告した。激励を受けた朝乃若関は来月の九州場所での健闘を誓った。

 朝乃若関は小学2年時に佐渡少年相撲教室で相撲を始め、金沢工高(金沢市)、東洋大などを経て2018年に高砂部屋に入門した。腰の手術で番付外に陥落した時期もあったが、復帰後は序ノ口、三段目、幕下の各段で優勝を飾った。自己最高位の東幕下筆頭で迎えた9月の秋場所で5勝2敗の成績を収めた。

 県庁で花角知事と面会した朝乃若関は「まず(次の)九州場所での勝ち越し。さらに上の番付を目指して頑張りたい」と意気込みを口にした。

 花角知事から目指す相撲のスタイルを問われると、「まわしを取って速い相撲」と答え、理想の力士に元横綱千代の富士(故人)を挙げた。また、花角知事が「佐渡の皆さん、県民の期待がますます大きくなる。さらに精進してほしい」と激励すると、「ありがとうございます」と応じた。

 面会後、報道陣の取材に応じ、「激励を力に変えて、勝ち越しを目指して頑張りたい」と話した。

 佐渡市役所では、市職員が「十両昇進おめでとう」と書かれた横断幕を掲げ、大きな拍手で歓迎した。渡辺市長は「関取になるという約束を守ってくれて素晴らしい。暗いニュースが多い中、半世紀ぶりの快挙で佐渡の子どもたちの励みになる」と激励した。朝乃若関は「佐渡を盛り上げていきたい。新年は関取として迎えたい」と意欲を語った。