新潟県の加茂商工会議所(木戸信輔会頭)が取り組む、「加茂らしさ」を感じる地元企業の商品をPRする「加茂オリジナル推奨品」事業が4年目を迎えた。今年はグルメを中心に17品が仲間入りし、認定数は35事業所の68品に拡大。パンフレットに加えて新たにホームページを開設し「加茂を代表する品が集まった。加茂に来て、それぞれの商品の魅力に触れてほしい」と呼び掛けている。
同事業は、観光資源の開発や販路拡大、地産地消を目的に2018年にスタートした。毎年、市内の企業から商品やサービスを公募し、商議所諸業部会の役員らが加茂らしさや独自性を基準に審査・認定。市内外の販売イベントや見本市に出展し、加茂ブランドを発信している。
市産業センターで9月上旬に事業発表会があり、17品がお披露目された。食品・飲料関係が13品と最も多く、老舗のみそや白玉粉、桐箱に料理を詰めた「桐たんす御膳(ごぜん)」のほか、加茂川のこいのぼりをモチーフにしたもなかや下条川ダムをイメージした焼きそば、クラフトコーラなどを認定。名産の木工製品では、桐製のコーヒーキャニスター・ティーケースや卓上パーティションなどが加わった。
全68品を掲載したパンフレット(A5判)は6500部を発行。認定事業所や市内の公共施設、近隣の道の駅などに設置している。ホームページはhttps://www.kamooriginal.net/
諸業部会長の三浦伸一さん(65)は「こいのぼりをあしらった品や新型コロナウイルス禍に負けじと開発された品など、個性あふれる商品が集まった。幅広い年齢層が楽しめるラインアップになったので、ぜひ見てほしい」と話した。
10月23、24日、市産業センターで推奨品の販売イベントが開かれる。問い合わせは同商議所、0256(52)1740。
新たに商品が認定された事業所は次の通り。
うのもりや▽京家▽椿の家▽Koite-こいて-▽CHINAMI▽日本料理きふね▽加茂特産品センター▽小池商店▽渡英商店▽イシモク▽鈴木石太郎タンス店