アストロズ戦の8回、45号本塁打を放つエンゼルスの大谷選手
アストロズ戦の8回、45号本塁打を放つエンゼルスの大谷選手

 今週は、新型ウイルス禍で、日常どうやって楽しむ時間を作り、脳番地を活性化させるかについてお話しします。

 筆者の新型ウイルス禍の前と現在の生活を比べてみると、じっくり米大リーグの放送を見ることがしばらくなかったのに、最近は、エンゼルスの大谷翔平選手の打席や投球にくぎ付けです。大谷選手が、楽しそうにプレーしている姿を見ると、見ている方もうれしくなります。交感神経が活性化して緊張していた体がほぐれた気がします。

 また、同時に古い記憶がよみがえってきます。1995年、筆者は、米ミネアポリスにあるミネソタ大学で脳研究を開始して、何とか脳の道を開こうともがいていました。同年、地元の新聞記事やテレビで、野茂英雄投手がドジャースに入団し、メジャーリーグデビューを果たし大活躍。オールスターゲームに初選出され、先発投手を務めたことが報じられました。

 この同じ日本人の活躍には、ものすごく勇気づけられたことを覚えています。さらに、その後、在米中、マリナーズのイチロー選手や佐々木主浩投手をミネソタ・ツインズの球場で見た時には、日本人として不思議な一体感を抱きました。普段日本にいて日本人の活躍を見るのと全く違った感覚だったので、「これが日本人の血なのか」と感じたことを覚えています。

 現在の大谷選手は、ヤンキースで大活躍した松井秀喜選手や田中将大投手ら、これまでの日本人の活躍とは全く異なった次元で大リーグの主役を演じています。日本には多くの米国の情報はもたらされていますが、米国で日本のことを知らない人は多くいます。だからこそ、大谷選手の活躍がうれしく、刺激を受けています。

 大谷選手は、右利きですが、右投げで投手、左打ちをしています。右手だけでなく左手を使うことで脳が成長しやすいと考えています。詳しくは、拙著の「1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き」(ダイヤモンド社刊)に記載しました。次回、さらに詳細にお話ししたいと思います。