阿賀野市初の市民栄誉賞を受賞し、田中清善市長(右)から表彰状を贈られる山田美幸選手=4日、阿賀野市役所
阿賀野市初の市民栄誉賞を受賞し、田中清善市長(右)から表彰状を贈られる山田美幸選手=4日、阿賀野市役所

 東京パラリンピックで銀メダル2個を獲得した競泳の山田美幸選手(15)=WS新潟・京ケ瀬中3年=が4日、地元の新潟県阿賀野市から市民栄誉賞を贈られた。同市の市民栄誉賞は、山田選手の快挙をたたえ創設された。山田選手は「第1号になれるとは思ってもみなくて、とてもうれしい」と笑顔で感謝を述べた。

 生まれつき両腕がなく、両脚の長さが違う山田選手は、100メートル背泳ぎ(運動機能障害S2)で国内最年少メダリストに輝き、50メートル背泳ぎでも銀メダルに輝いた。

 市役所で行われた贈呈式に、山田選手はメダルを胸に掲げ、母親と来庁。正面玄関で市職員らに大きな拍手で迎えられ、花束を渡されるとうれしそうに会釈した。

 田中清善市長が「多くの市民に勇気と感動を与えてくれた」とたたえ、賞状と副賞の目録を贈った。山田選手は「ありがとうございます」と受け取り、「応援してくれた人、大会開催を支えた人たちへ感謝したい」と述べた。

 贈呈後のインタビューで、山田選手は阿賀野市の好きな点を「たくさんあるが一番は人。地域の方が、私が日本代表に選ばれる前から応援している人も多く、本当にいい人が集まっている」と、地元愛を強調した。

 現在は来春の高校受験のため勉強に励み、水泳を控えているが、受験後は「両立できたら、泳ぐことも再開してみようかなと思っている」と語った。

 田中市長は「市民として本当に誇りに思う。今後もできることを応援していきたい」とエールを送った。