寄付講座開設についての協定を結んだ山井太会長(左)とアハメド・シャハリアル学長=三条市立大
寄付講座開設についての協定を結んだ山井太会長(左)とアハメド・シャハリアル学長=三条市立大

 新潟県の三条市立大学は、アウトドア用品企画販売のスノーピーク(三条市)による寄付講座「次世代のフロンティアに繋(つな)ぐリーダー養成講座」を、2023年度に開設すると発表した。アハメド・シャハリアル学長は「自然指向をベースにした技術開発が重要性を増している。自然と共にどれだけよりよく生きるか、スノーピークの経験から学びたい」とし、同社と共同で講座のカリキュラムを開発していく方針を示した。

 スノーピークの山井太会長らが出席し9月24日、市立大で講座開設協定の締結式が行われた。山井会長は、講座運営と受講生への奨学金として、同社が年1千万円を10年間寄付すると表明。5年後に講座を継続するか検討するとした。

 講座は今年入学した1期生の3、4年時に開設する。大学とスノーピークが共同で、同社での長期実習などを含むプログラムを開発する。授業では英語を使用。卒業研究は同社と共同で行う。山井会長は特別教授として招かれ、シャハリアル学長とともに指導に当たる。

 山井会長は「三条市立大は会社の本拠地にあり、最も支援しなければいけない大学。新たな価値を生み出す人材を三条から輩出することを目指したい」と展望。シャハリアル学長は「この取り組みは地方大学繁栄の唯一の道。成功例となり、夢と希望にあふれた社会に導いてくれる学生たちが育つことを期待している」と力を込めた。