新潟県は10日までに、県内海水浴場の今年7、8月の入り込み客数が78万1830人で、過去最少だった前年から14万8240人(23・4%)増加したと発表した=グラフ参照=。しかし、2年前と比べると53・6%減少しており、新型コロナウイルス感染拡大前の水準には戻っていない。

 県が市町村を通じ、62の海水浴場を調査した。新型ウイルスの影響などにより、海開きしなかった海水浴場は7カ所あった。

 7月は梅雨明けが早かったことが影響し、前年比249・8%増の36万4600人と大幅に増加した。8月はお盆休み期間に台風が接近したことや、あまり気温が上がらなかったため、同21・2%減の41万7230人に落ち込んだ。

 地域別では下越が前年比31・1%増、中越が同30・5%増、佐渡が同60・9%増だったが、上越は同2・9%減。長野県などの県外客の減少が影響したとみられる。

 県によると、記録が残る1974年以降で、県内の海水浴客のピークは1990年の約820万人。レジャーの多様化などで減少傾向が続き、2017~20年は4年連続で過去最少を更新していた。

 県観光企画課の鶴巻勝課長は「今年もウイルスの感染拡大に伴い、利用客が伸び悩んだのは残念だ。関係者と調整し、魅力ある海水浴場づくりをしていきたい」と話している。