みつけワークスが発売するニラのお茶「にらめっこ」=見附市熱田町
みつけワークスが発売するニラのお茶「にらめっこ」=見附市熱田町
シェノアが提供する「にらとエビのパスタ」=見附市新町1
大昇が提供する「見附産ニラみっけラーメン」=見附市学校町1

 新潟県見附市が特産化を進めるニラの消費拡大につなげようと、ニラを活用した新商品やサービスを提供する動きが広がっている。福祉作業所は収穫時に残る茎などを生かしたお茶を開発し、飲食店は期間限定の特別メニューを企画した。年間販売額1億円を目指す産地を盛り上げたい考えだ。

 ニラの出荷作業に携わる福祉作業所「みつけワークス」(熱田町)は15日、これまで捨ててきた花と茎の部分を使ったお茶「にらめっこ」を発売する。職員が「なんとか活用できないか」と考え、昨年から試行錯誤を重ねてきた。

 みつけワークスは、ニラの不要な葉をむく作業を市内の農家から請け負っている。夏場には花や茎の廃棄も多く出ることから、これを天日で乾かし、細かく刻んでお茶にした。乾燥の度合いや焙煎(ばいせん)加減を決めるのに苦心したという。

 お茶は食欲を誘う香りと後に残らないすっきりした味に仕上がった。そのまま飲むほかにも、スープにするなど幅広い用途を見込む。パッケージには、作業所の利用者が新型コロナウイルスを退治する様子などのイラストをあしらった。

 ニラの出荷作業をした利用者の女性(23)は「香りが良くおいしい。みんなに飲んでもらいたい」と笑顔で話す。

 見附市はニラの2024年度の販売額を1億円にすることを掲げ、JAにいがた南蒲などと連携して生産者を支援している。19年は栽培農家が11軒で、作付面積は108アールだった。21年には25軒、400アール超となり、さらなる拡大を目指している。

 ニラ農家の男性(61)は「お茶をきっかけに、農業と福祉の連携をさらに進めていく」と先を見据えた。

 5グラムのティーバッグ2個入りで110円。市内の農産物直売所「みっけセンター」やネーブルみつけ内の「みらい市場」などで販売する。

 問い合わせはみつけワークス、0258(62)7800。

◆飲食店で限定メニュー
17日までフェア

 市内の飲食店もニラのアピールに一役買っている。見附商業連合会「見附百貨店」に参加する4店舗が17日まで、ニラをふんだんに使ったパスタやラーメンなどを提供するフェアを開催中だ。

 フレンチ洋食のシェノア(新町1)は、ニラとエビのパスタのセット(1500円)を提供する。具だけでなくソースにもニラを使っている。シェフの姉崎伸昭さん(58)は「見附産は甘みが強い。くせのない味に仕上がった」と自信を見せる。

 ラーメン店の大昇(学校町1)では、ニラを1束丸ごと使った「みっけラーメン」(880円)が好評だ。中華料理との相性は抜群で食欲を引き立てる。店舗統括の本間健斗さん(30)は「スタミナ満点なので、みんなに食べてもらい、街も元気になってほしい」と意気込む。

 フェアの問い合わせは市農林創生課、0258(62)1700。