報告会で東京五輪を終えての感想などを語った(左から)ブルボンKZの志水祐介選手、棚村克行選手、小出未来選手=11日、柏崎市文化会館アルフォーレ
報告会で東京五輪を終えての感想などを語った(左から)ブルボンKZの志水祐介選手、棚村克行選手、小出未来選手=11日、柏崎市文化会館アルフォーレ
ビデオメッセージで地元の応援への感謝を述べたセーリング代表の富澤慎選手
報告会には300人以上の市民らが駆け付け、選手たちにねぎらいと激励の拍手を送った

 東京五輪に出場した新潟県柏崎市ゆかりの選手らが大会を振り返る「東京2020オリンピック報告会」が11日夜、市文化会館アルフォーレで開かれた。地元の応援や支えに対し、選手からは感謝の言葉や思いがあふれでた。会場には300人以上が駆け付け、大きな拍手で選手らの健闘をたたえた。

 柏崎市や市スポーツ協会などでつくるオリンピック・パラリンピック対策事業実行委員会が主催した。

 市関係選手、審判員6人のうち、いずれもブルボンウォーターポロクラブ柏崎(ブルボンKZ)所属で水球男子の志水祐介選手、棚村克行選手、女子の小出未来選手が出席。セーリング男子RSX級の富澤慎選手(トヨタ自動車東日本・柏崎市出身)、水球男子の稲場悠介選手、水球審判員の津崎明日美さん(いずれもブルボンKZ)は、ビデオメッセージを寄せた。

 五輪では、水球が男女とも一次リーグで敗退。富澤選手は総合16位、津崎さんは4試合で審判を務めた。

 報告会では、出席した3選手が事前に寄せられた質問に答えた。水球日本代表の戦術について、棚村選手は「体格差があって守備重視では勝てない。泳力を生かし、基本的には、点の取り合いをする水球で挑んだ」と解説した。

 五輪に向けた合宿では厳しい練習を積んだ。志水選手は「大けがをした時、柏崎の皆さんは僕を見捨てず、温かく見守ってくださった。その時の支えが本当に大きかった」と感謝した。

 五輪初出場の小出選手は、1次リーグ初戦で初得点を挙げた瞬間を振り返り、「頭が真っ白だった。練習してきたことが反射的に出た。五輪まで歩んで来られたのは皆さんの協力と応援があったから」と語った。

 最後のあいさつで、志水選手は「10月下旬の日本選手権で引退する方向だ。柏崎に優勝という結果を持ち帰ることが最後の目標で、その後は、違う形で柏崎を盛り上げたい」と話した。

 家族と訪れた柏崎市の小学6年生の男子児童(11)は「目標を持って努力することの大切さを感じることができた」と語った。