就任後初の定例会見に臨む東京電力柏崎刈羽原発の稲垣武之所長=14日、同原発
就任後初の定例会見に臨む東京電力柏崎刈羽原発の稲垣武之所長=14日、同原発

 東京電力柏崎刈羽原発の所長に就任した稲垣武之氏(58)が14日、初の定例会見に臨み、同原発でテロなどを防ぐ核物質防護体制の不備が相次いだ問題に対し、「この発電所を生まれ変わらせるのが、人生最大の使命だと考えている」と述べた。

 稲垣氏は「私が(組織が)良くなったと確認しない限り、再稼働という言葉を出すつもりはない」と強調。同問題を柏崎市議会に説明した8日にも、同様の発言をしていた。

 稲垣氏は2度目の柏崎刈羽原発勤務。2011年の東電福島第1原発事故時は、第1保全部長として現場で事故対応に当たった。「私の指示で所員が非常に危ない目にもあった。事故は絶対に起こしてはならない」とし、柏崎刈羽原発の組織改善を進めるとした。

 改善されたかどうかの判断については「時期を区切るつもりはない。所員が自分の業務のポイントを抑えていることが第一条件。自分たちでこの原発を守り、しっかり運用できているかを見定めたい」と話した。