東京パラリンピック報告会で、出身地十日町の子どもたちと一緒に走る樋口政幸選手=16日、十日町市小泉
東京パラリンピック報告会で、出身地十日町の子どもたちと一緒に走る樋口政幸選手=16日、十日町市小泉

 東京パラリンピック陸上男子5000メートル(車いすT54)で8位に入賞した新潟県十日町市出身の樋口政幸選手(42)の凱旋(がいせん)報告会が16日、同市の吉田ふれあいスポーツセンターで開かれた。陸上競技に取り組む市内の小中学生が屋外のコースを一緒に走り、憧れの先輩のパワーに触れた。

 3回目のパラリンピックとなった今大会で、樋口選手は5000メートルと1500メートルに出場。決勝に進んだ5000メートルでは、前回リオデジャネイロ大会の4位に続き入賞を果たした。

 市陸上競技協会主催の報告会には約70人が集まり、映像で大会を振り返った。樋口選手は、5000メートル決勝について「中盤から前に出る積極的なレースができた」と説明。無観客のレースだったが、「皆さんがテレビの前で応援してくれていると思うとすごく力になった」と感謝した。

 子どもたちからは、練習内容などについて質問も上がった。樋口選手は「練習の量も大事だが、いかに効率よく、けがをせずにできるか方法を工夫することも大切」などと答えた。

 この後、屋外のクロスカントリー競技場スタジアムで、樋口選手が競技用の車いすで走りを披露。子どもたちと一緒にコースを回って交流した。川治小学校6年の女子児童(11)は「樋口選手はやっぱり速くてすごかった。私も人を感動させる走りがしたい」と話していた。