中越地震で犠牲になった児童3人の慰霊碑を清掃する住民ら=17日、小千谷市塩谷
中越地震で犠牲になった児童3人の慰霊碑を清掃する住民ら=17日、小千谷市塩谷

 2004年の中越地震で児童3人が亡くなった新潟県小千谷市の塩谷集落で17日、慰霊碑の清掃が行われた。遺族や住民ら十数人が、鎮魂の思いを胸に碑を磨き上げた。

 塩谷集落では、東山小学校の6年だった星野一輝君=当時(12)=と星野和美さん=同(11)=、5年の星野有希君=同(11)=の3人が亡くなった。

 慰霊碑は町内会が中心となり、06年に建立した。近くにある古民家を拠点に活動する「芒種庵(ぼうしゅあん)を創る会」が毎年、地震発生日の10月23日の前に清掃している。

 雨が降る中、住民らは慰霊碑に水をかけてブラシで汚れを落とし、落ち葉や雑草を取り払った。作業を終えた後は芒種庵に集まり、近況を報告したり、震災を振り返ったりして絆を深めた。

 創る会の星野勝昭会長(77)は「みんなで集まると当時を思い出す。悲しみやつらい思いもあるが、慰霊碑を通して語り継いでいきたい」と話した。