物おじせずにカメムシを捕まえる参加者=17日、阿賀町室谷地区
物おじせずにカメムシを捕まえる参加者=17日、阿賀町室谷地区

 厄介者とされるカメムシについて学ぶイベントが17日、新潟県阿賀町室谷地区のかやぶきの里で開かれた。昆虫好きの親子ら21人が専門家と5種類のカメムシを周辺で捕獲。それぞれの臭いの違いを体感し、カメムシの奥深さを知った。

 阿賀まちづくり株式会社が、地元で「ヘクサンボ」と呼ばれるカメムシを通じ、山の暮らしの良さを知ってもらおうと初めて開催した。昆虫の魅力を伝える「昆虫はかせネットワーク」代表の鈴木誠治さん=燕市=が講師を務めた。

 かやぶきの里で鈴木さんはカメムシの仲間について、「世界で約4万種、日本だけで1300種類以上いる」と説明。タガメやアメンボも含まれるほか、臭いを発しないカメムシもいることなどを紹介した。

 参加者らはたくさんの種類を捕まえようと、捕獲を競うイベントで使われる古民家に移動した。カメムシを誘うために重ねた畳をめくると、カメムシがうじゃうじゃとはっていた。虫好きの参加者たちは「うわー」「くさい」と驚きつつ、冷静に手でつまみ、次々とケースや袋に入れた。

 一般的なクサギカメムシや、細長いオオトビサシガメのほか、池で捕まえたアメンボを含む5種類が見つかった。全員で臭いをかぎ比べ、「生くさい」「あめを焦がしたような臭いがする」などと、どこか楽しそうに感想を言い合った後、カメムシの標本を作った。

 参加した新潟市江南区の小学2年の児童(8)は「カメムシは気持ち悪いけどかわいい。みんなで捕まえて、違いを見つけられて楽しかった」と笑顔で話した。