長岡造形大の教員と学生がつくったサイト「進撃のクマ」の画面。地図をズームするとクマの数が変化し、詳細な出没位置を示す
長岡造形大の教員と学生がつくったサイト「進撃のクマ」の画面。地図をズームするとクマの数が変化し、詳細な出没位置を示す

 長岡造形大(新潟県長岡市)の学生と教員が、クマの出没情報を地図上で一覧できるサイト「進撃のクマ(県クマ出没マップ)」を公開している。年代を問わず多くの人に活用してほしいと、ポップなデザインを採用。秋はクマの出没がピークとなるため、「子どもにも伝わりやすい見た目と内容なので、日常で話題にして役立ててほしい」と呼び掛けている。

 サイトをつくったのは、デザイン思考を生かした地域の課題解決や防災まちづくりを研究する福本塁助教(39)。県が公開している「にいがたクマ出没マップ」などの情報を集約し、昨年12月に公開した。

 きっかけは、4年の学生(25)が2年の時に作った、クマに注意を呼び掛けるポスター。「栃尾地域に住む知人からクマの出没情報が出ると、地域で警戒するなど影響の大きさを聞き、関心を持った」といい、市内での目撃場所と件数、被害の状況をまとめた。

 サイトには、ポスターに使われたクマのイラストを採用した。おおまかな出没地点を示すクマのアイコンをクリックすると、地図がズームされる。クマのアイコンはコミカルな動きを交えながら、さらに詳しい出没地点を示してくれる。

 目撃時の状況をはじめ、自治体別、時間帯別のデータを掲載した。出没情報から類推される柿やクリ、鯉の餌など出没の理由や、経年での比較、餌となる木の実の作況情報も盛り込んだ。

 福本助教は「見た目はコミカルでも、中身は大まじめ。鳥獣被害が人間の暮らしを圧迫している。災害より予知しにくい面もあり、被害が起きないよう大勢の人に事実をしっかり伝えたい」と説明。「利用者の声を丁寧に聞き、使いやすい内容にしていきたい」と話す。

 アドレスは、https://fkmt-lab.jp/kuma_map