新潟県糸魚川市来海沢(くるみさわ)集落で発生した大規模地滑り災害で、市は19日、集落に出している避難指示を20日に部分解除することを決めた。同日、住民説明会を開き、避難が続く集落西側の一部世帯の避難指示解除について説明する。

 地滑り災害は3月4日に発生。市が周辺を含む23世帯に避難勧告(法改正後は避難指示)を発令。4月に来海沢集落の東側12世帯の避難を解除した。しかし、集落上部の山中に土砂が堆積していたため、安全面を考慮し、西側7世帯の避難指示を継続していいる。

 地滑り災害を巡っては、集落西側の住民から降雪期前の避難指示解除を求める声が多い。このため、県は18日、識者でつくる「地すべり対策研究会」の現地視察を実施。集落や県道への土砂流入を防ぐ復旧工事の状況などを確認した。

 県が19日、研究会の見解を糸魚川市に報告。市は復旧工事が進み、沢筋から離れた西側集落の一部世帯の避難指示解除は可能と判断した。

 米田徹市長は取材に対し、「詳細は説明会で示したい。緊急時の避難方法など住民の理解を得た上で、避難指示解除の範囲を拡大したい」と話した。