三面川で始まった一括採捕で水揚げされたサケ=21日、村上市羽下ケ渕
三面川で始まった一括採捕で水揚げされたサケ=21日、村上市羽下ケ渕

 新潟県村上市の三面川下流で21日、サケの一括採捕が始まり、仕掛けに入った約30匹を水揚げした。関係者らは「幸先の良いスタートだ」と活気づいた。

 一括採捕は、約180メートルの川幅いっぱいに設けた「ウライ」と呼ばれる仕掛けでサケの行く先を制限し、捕獲槽の「落とし柵」に導く漁法。今年は1回目の採捕で3~4キロサイズが上がった。最盛期には一度に500匹入ることもあるという。

 サケは採卵し、人工ふ化増殖する。ウライの近くにある三面川鮭産(けいさん)漁業協同組合の第3ふ化場には、直売場も設けられ、早速、市民らがサケを買い求めていた。

 佐藤克雄組合長(72)は「今年は安定した数が来遊すると予想されている。施設が老朽化しているが、昨年を上回る2万5千匹が目標」と意気込んだ。

 一括採捕は12月上旬まで。伝統の居繰り網漁は新型ウイルス感染防止のため、昨年に続き中止となった。