今月発売した「新潟七谷産清らか米」と生産者ら=加茂市宮寄上
今月発売した「新潟七谷産清らか米」と生産者ら=加茂市宮寄上

 新潟県加茂市の山間部にある七谷地区の生産者4人が今月、自慢のコシヒカリをブランド化しようと「新潟七谷産清らか米」を発売した。販売のほか、加茂七谷温泉美人の湯(宮寄上)とタッグを組んで、食堂のメニューで提供。「きれいな山の清水で育った新米をぜひ食べてほしい」とPRしている。

 きっかけは6月、美人の湯や市内の料理店を運営する佐藤晃一さん(43)が、七谷産米を店で使用できないかメンバーに打診。同時期に加茂郵便局から、個人販売に協力したいとの申し出もあり、「清らか米」の発売を決めた。

 メンバーは2人ずつのチームを結成し、「七谷清らか米生産組合」は販売用、「粟の郷生産組合」は美人の湯や日本料理きふね、鴨川で提供するコメを用意。新型コロナウイルスの影響で米価が下落する中、七谷産米のブランド力を高め、生き残りと後継者育成を目指す。

 清らか米は従来品種のコシヒカリで、ミネラルを多く含んだ山の湧き水を田んぼに引いて栽培。七谷地区の気温の寒暖差が大きいことで、甘みが増すという。ツヤがあり、メンバーが「冷めてもおいしい」と自負するコメだ。パッケージは市内在住で筆文字ロゴを手掛ける「筆道屋(ひつどうや)Satoko」さんがデザインした。

 メンバーの男性(65)は「食べた人の感想を聞けるのがうれしいし、技術向上につながる」とほほ笑む。「各地を回ってコメを食べてきたが、清らか米は有名産地に決して引けを取らない味。多くの人に、このおいしさを知ってほしい」と呼び掛けた。

 2キロ入り1300円から。美人の湯売店や加茂郵便局のほか、電話でも注文を受け付ける。問い合わせは大橋さん、0256(52)9785。