新潟県は27日、県内で新型コロナウイルスワクチンの2回の接種を完了した人が対象人口の8割を超え、80・7%に達したとする集計結果を発表した。先行して実施した65歳以上は93・4%に上った=表参照=。県は今後、2回目接種率が6割ほどの若年世代に向けて、さらに接種を呼び掛けていく考えだ。

 県の集計によると、ワクチン接種の対象は12歳以上の県民約202万人。このうち1回目を終えたのは25日現在、約176万8000人(87・6%)に上る。2回目も終えた人は約162万9000人。2回とも接種を終えた人の割合は全国平均で70%ほどとされ、本県は高水準となった。

 本県で接種が進んだ背景について、県医療調整本部は、職域接種や県が進めた大規模接種が寄与したと分析。上越市などが採用した、日時と会場を自治体側が割り振る「指定方式」も迅速化につながったとみている。

 64歳以下で2回の接種を完了した人の割合を市町村別でみると、阿賀町と出雲崎町、刈羽村の3町村で90%を超えた=表参照=。上越市と妙高市、関川村、粟島浦村も85%超。最も低いのは新潟市と村上市で65~70%となっている。

 年代別では、60~64歳も87・8%が2回目の接種を完了。50代も85・8%と8割を超えた。一方、接種の開始が後になった若年層では、20代が64・0%、12~19歳が56・6%。

 県感染症対策・薬務課の星名秋彦課長は「重症化する患者は未接種の人がほとんどになってきている。まだ打っていない人は積極的に接種を検討してほしい」と話した。