グラフ1
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 新潟日報社は23~26日、新潟県内全域の有権者を対象に電話による世論調査を行い、来年6月に1期目の任期満了を迎える花角英世知事の県政運営に対する評価を聞いた。「評価する」と「ある程度評価する」を合わせ、評価するとした人は55・6%だった=グラフ1参照=。支持政党別では、初当選時から花角知事を支える自民、公明両党だけでなく、県政野党の支持層からも一定の支持を得た。

 この世論調査は、31日投開票の衆院選における県内6小選挙区情勢を探る調査と併せて行った。花角県政の評価を聞いたのは2年ぶり2度目。花角氏が知事就任1年後の2019年7月に実施した調査では評価する人が49・9%で、今回は5・7ポイントアップしたことになる。

 県政運営に対し「評価する」と回答したのは18・2%、「ある程度評価する」は37・4%だった一方、「評価しない」は3・2%、「あまり評価しない」が11・9%で、評価しないとした人は計15・1%だった。

 「どちらともいえない」は24・2%だった。34・4%だった前回調査と比べると、10・2ポイント低下した。就任から3年以上たち、有権者にとって花角知事の県政手腕についての判断材料が増えたことが影響しているとみられる。

 評価している層の割合を年代でみると、20~30代が4割、40~50代が5割、60代と70歳以上は6割だった。年代が上がるほど評価が高くなる傾向は、前回調査時と同様だった。

 18年6月の知事選では、いずれも新人で自民、公明両党が支持する花角氏と、立憲民主党や共産党など野党5党が推薦する候補との事実上の一騎打ちとなり、花角氏が競り勝った。こうした経緯から、支持政党別の評価している層は、自民が63・3%、公明が71・7%と県政与党で比較的高い傾向がみられた。

 一方で、県政野党の立民支持者で評価している層が58・7%に上った。共産で45・0%、社民でも40・1%を占めた。無党派層では44・7%だった。社民を除き、いずれも前回調査を上回った。

 衆院選の支持動向と照らし合わせると、県内6選挙区全てで、野党系候補の支持者より自民党候補の支持者の方が、花角県政を評価する割合は高かった。

◆憲法9条 改正反対44%

 新潟日報社の世論調査では、憲法9条改正についての賛否も聞いた。9条改正に対して「反対」「どちらかといえば反対」の否定的な回答が計44・1%で、「賛成」「どちらかといえば賛成」の肯定的な回答(計34・3%)を上回った=グラフ2参照=。

 2019年7月の参院選前の世論調査から否定的回答は10・2ポイント減少し、肯定的回答は0・9ポイント増加した。「分からない」は21・5%で9・1ポイント増えた。

 支持政党別に見ると、公約で憲法9条への自衛隊の明記を掲げた自民は肯定的回答が48・9%を占めた一方、否定的回答も34・1%あった。自衛隊明記は「慎重に議論」と公約に記述した公明は肯定的回答が39・8%、否定的回答が38・5%で拮抗(きっこう)した。立民や共産は否定的回答が上回った。支持政党がないとした人は肯定的回答が29・2%、否定的回答が44・3%だった。

 性別では男性の肯定的回答が41・2%で、女性の28・0%を大きく上回った。否定的回答は男性が44・4%、女性が43・9%。「分からない」と答えたのは女性が多く、28・0%。男性は14・4%だった。

 年代別では、全世代で否定的な回答が肯定的回答を上回った。