新潟交通のBRT連接バス
新潟交通のBRT連接バス

 新潟交通(新潟市中央区)は28日、新型コロナウイルス感染症に伴う需要減を踏まえ、来年3月のダイヤ改正に向けて本格的な減便を検討すると明らかにした。また市とのBRT(バス高速輸送システム)運行事業協定をめぐり、年間走行距離957万キロを維持する約束について、21年度末以降も凍結を求めるとした。

 同日、中央区のホテルでバス事業に関する説明会を開いた。同社は7~9月の輸送人員が前年度を下回り、全国で緊急事態宣言が解除された10月以降も同様の傾向が続いていると強調。11月のダイヤ改正では現行本数を維持するが、来年3月の改正に当たっては需要を踏まえた減便の検討をするとした。

 年間走行距離数を維持する約束については、乗客の減少に伴う同社の業績悪化を受け、21年度末まで一時凍結されている。同社の古川公一代表取締役常務は「感染禍による今後の推移が不透明であり、凍結の延長を市に求めたい」とし、減便が可能な状態を維持したいとの見方を示した。

 新潟市の中原八一市長は「市としては地域の交通ネットワークを確保維持する観点から、利用者支援策やバス待ち環境の整備、区バス・住民バスの安定した運行など、改善を積み重ねる」とコメントした。