北里大学保健衛生専門学院の学生と菓子店「ことう」が共同で作った紅はるかのスイーツ
北里大学保健衛生専門学院の学生と菓子店「ことう」が共同で作った紅はるかのスイーツ
紅はるかのスイーツ開発に携わった北里大学保健衛生専門学院の学生=南魚沼市黒土新田

 新潟県南魚沼市で栽培されているサツマイモ「紅はるか」を広く発信しようと、市内にある北里大学保健衛生専門学院の管理栄養科の学生10人と地元菓子店「ことう」が共同でスイーツを開発した。プリンや団子など紅はるかの甘みを生かし、写真映えも意識した品に仕上がった。30、31の両日には同店でハロウィーンに合わせた販売イベントを開き、多くの人に味わってもらいたいと期待する。

 同学院は2018年から、JAみなみ魚沼や若手農業グループと連携して、紅はるかを使ったおやつやおかずのレシピコンテストを開いてきた。同JAと県がレシピを活用してくれる店を探したところ、ことうが応じ、スイーツ開発の企画が始まった。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、一度は開発が中断。感染状況を見ながら今年6月、再開した。学生のレシピを参考にして、ことうのスタッフが試作品を作り、学生が「焼き目を入れた方がいい」といったアイデアを出した。

 9月上旬に商品が完成。ことうの古藤敏雄社長(54)は「見栄えのこだわりなど学生の若い感性が良いヒントになり、刺激を受けた」と話す。

 生クリームと蜜に漬けた紅はるかを添えた濃厚な「芋プリン」や、イタリア発祥のお菓子のマリトッツォを参考にどら焼きの皮とサツマイモのペーストで作った「お芋のどらトッツォ」、焼き目を付けたサツマイモあんを団子に乗せた「串団子セット」など6品がそろった。

 3年の山本來夢(らいむ)さん(21)は「味だけでなく、保存期間やネットで発信する際の写真映えまで考える商品開発は勉強になった。芋プリンは濃厚なおいしさで驚いた」と達成感を語る。

 今週末に店内で開かれるハロウィーンイベントでは、学生が仮装して商品を販売する。客にアンケートも取り、次のレシピ制作に生かす。3年の髙橋瑞希さん(21)は「ぜひ次の世代に企画をつなげていきたい。品数も豊富なので多くの人に食べてほしい」とアピールした。

 商品はいずれも税込みで、芋プリン450円、どらトッツォ500円(イートインは10円増し)、串団子セット500円など。イベント期間中は紅はるかを混ぜたおこわの振る舞いや焼き芋、新米、地場産野菜の販売もある。

 問い合わせはことう、025(773)2678。