観光庁長官表彰を受けた「燕三条 工場の祭典」実行委員会=三条市須頃1
観光庁長官表彰を受けた「燕三条 工場の祭典」実行委員会=三条市須頃1

 観光の振興・発展に貢献している個人や団体をたたえる観光庁長官表彰に、「燕三条 工場(こうば)の祭典」実行委員会が選ばれた。山田立委員長は「イベントを始めた8年前は、町工場が観光資源になるなんて誰も思わなかった。足元の宝に光を当てることで、資源として掘り起こす活動を評価してもらったことはとてもうれしい」と喜んだ。

 工場の祭典は2013年、新潟県燕三条地域の54工場を4日間開放し、ものづくりの現場を体感してもらおうと始まった。19年には113の工場が参加。県内外から5万6千人を呼ぶイベントに成長した。

 審査では、職人の後継者不足や閉業などの問題解決につなげようと、さまざまな工場を開放し、見学や体験を通して地域のファンやリピーターを増やす取り組みを続けていることを評価。ウイルス禍の昨年も1カ月にわたり、工場の様子やものづくりの魅力を動画配信した姿勢も支持された。

 今年の工場の祭典も、感染防止のため工場開放は見送り、11月5~21日、廃工場を舞台に、燕三条地域のものづくりを総覧する展覧会を開催する。

 長官表彰は今年で13回目。本県からは、湯沢町の旅館・飲食業「いせん」の井口智裕社長も受賞した。