約770キロの鏡餅を積んだトラックを送り出した出発式=4日、新発田市
約770キロの鏡餅を積んだトラックを送り出した出発式=4日、新発田市

 サトウ食品(新潟市東区)は4日、新潟県新発田市の工場で、正月用鏡餅の出発式を行った。10年目を迎えた恒例行事で、年末商戦に向けて関係者は商売繁盛を願った。

 鏡餅市場は近年、生活様式の変化で縮小傾向にあるが、業界は飾る場所を選ばないミニサイズ商品の投入などで需要喚起を図っている。昨シーズンは、新型コロナウイルス禍により自宅で正月を過ごす人が増え、売り上げは業界全体で好調だったという。

 同社は今シーズン、1100トン以上の出荷を目標とし、売り上げも昨年度の23億6400万円を数%上回ると見込んでいる。ウイルス禍で昨年同様、出発式は例年より規模を縮小して実施。約770キロの鏡餅を積んだトラックが関東方面へ出発すると、社員ら約20人は大きな拍手で見送った。

 疫病退散の思いを込め、人気アニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」とコラボした鏡餅を1日に全国発売し、県内でも10日ごろから店頭に並ぶ予定だ。佐藤元(はじめ)社長は「2度目のウイルス禍での正月となってしまったが、鏡餅を飾って新たな気持ちで正月を迎えてほしい」と話した。