松野博一官房長官兼拉致問題担当相に要請書を手渡す特定失踪者家族会のメンバー=4日、首相官邸
松野博一官房長官兼拉致問題担当相に要請書を手渡す特定失踪者家族会のメンバー=4日、首相官邸

 北朝鮮に拉致された可能性を排除できない特定失踪者の家族有志でつくる「特定失踪者家族会」は4日、松野博一官房長官兼拉致問題担当相と首相官邸で面会した。被害者と家族の高齢化が進む中、一刻も早い解決を求める要請書を手渡した。

 家族会は、政府が拉致と認定した17人以外の特定失踪者の家族が2017年に結成。本県では新潟市西蒲区出身の大沢孝司さん=失踪当時(27)=の兄昭一さん(85)や長岡市の中村三奈子さん=同(18)=の母クニさん(78)らが参加している。

 今井英輝会長は面会で、家族会が求める歴代首相との面会が実現していないと指摘し、「認定の有無に関わらず(救出するとしながら、面会しない)と言っている政府の姿勢は矛盾している」と強調。「岸田首相は『特技は人の話を聞くこと』と言っているので、特定失踪者の話をしっかり聞いてほしい」と訴えた。

 松野氏は「全ての拉致被害者の1日も早い帰国実現に向け、あらゆるチャンスを逃すことなく全力で取り組む」と応じた。