新潟県は8日、新型コロナウイルスの流行「第6波」に備え、年内にも確保病床を現在の555床から約100床増やす計画を明らかにした。8月末に最大200床程度増やす方針を示していたが、県民のワクチン接種が想定よりも進んだことなどから見直した。

 国は10月、入院患者の受け入れ体制を今夏の第5波ピーク時から2割増やすよう各都道府県に求めた。第5波ではデルタ株が流行。今後、デルタ株の2倍程度の感染力を持つ変異株が流行することを想定して推計した。

 県内は、8月に最大で277人が入院した。本県では入院患者がそこから2割増えた場合でも、現在の確保病床内に収まる計算となる。

 さらに国が推計した際に前提としたワクチンの接種率よりも、本県の数値は高いことなどから、県は約100床の増床で十分足りると判断した。

 県は既に医療機関と約100床分の増床について合意している。今月末までに詳細な計画を国に提出し、12月にも国から認められる見込みだ。

 8日に会見した県福祉保健部の松本晴樹部長は「現在も国の推計よりも多めに病床を確保しているが、100床増やせばかなり余裕を持てる」と述べた。