新潟市内の不動産業の男性が示したのは、市中心部の地図。いくつもの建物に印が付けられている。「これだけの数の古いビルが都心部にはある」。新潟駅から古町までを「にいがた2km(にきろ)」と名付けて、活性化に乗り出す新潟市。高度経済成長期に建てられたビル更新の停滞が課題となっている。

 「2km」の取り組みの原案には12の推進項目が並ぶ。優先順位は示されていないものの、市関係者は「やはり再開発促進の重み...

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