板額御前について学んだことをオンラインで発表する胎内小児童=胎内市の同校
板額御前について学んだことをオンラインで発表する胎内小児童=胎内市の同校

 新潟県胎内市の胎内小学校6年生は9日、同市と姉妹都市である山梨県笛吹市の境川小学校6年生と、両市ゆかりの弓の名手・板額御前についての学習成果をオンラインで互いに発表した。両校の児童は「板額御前について知らなかったことを学ぶことができた」「また交流してください」と絆を深めていた。

 板額御前は、平安後期から鎌倉時代初期にかけ、奥山荘(胎内市)を拠点に主に越後北部を治めた城氏の一族。1201年の建仁の乱で鎌倉幕府に敗れた後は、幕府の御家人である浅利与一の妻となり甲斐で生涯を暮らしたという。笛吹市には板額御前の墓とされる塚などがある。こうした板額御前の縁から、両市は合併前の旧中条町、旧境川村の時代から交流を続けている。

 胎内小6年生47人は総合学習の地域の歴史を学ぶ一環で、板額御前について調べてきた。地元の顕彰団体「板額会」からも学ぶなどして、学習成果をまとめた。

 オンラインによる交流は初の試み。同小6年生は各班に分かれ、「板額御前は百発百中の弓の名手。2人の兄がいます」「歴史書『吾妻鏡』にも載っていて、日本三大御前の中でも確実に存在してます」と発表したほか、板額会の活動内容などを語った。

 境川小の発表では「学校の近くには板額坂があり、毎日通って登校しています」とか、板額御前の墓の写真を紹介したり、学んだことを紙芝居にしていると報告したりした。「胎内小の発表を見て、楽しそうな学校だと思った」とのコメントもあった。

 胎内小6年の児童(12)は「胎内では知ることができない板額御前を知ることができ、良かったです」と感想を述べた。