今年のノーベル経済学賞は、最低賃金(最賃)を引き上げても、必ずしも雇用減少にはつながらないことを実証した米大学の3人の研究者に授与される。

 「自然実験」と呼ばれる手法で労働市場を分析し、最賃を上げると経営者が雇用を減らすとの見方を覆した。

 米国の、それも約30年前の研究を日本に当てはめるのは少し無理があるかもしれない。

 ただ、経済政策が大きな焦点だった衆院選では、世界に比べ日本の最賃や平均賃金が…

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