横田めぐみさんが拉致された現場付近を視察する松野博一官房長官兼拉致問題担当相(左から4人目)と横田哲也さん(同3人目)=14日、新潟市中央区
横田めぐみさんが拉致された現場付近を視察する松野博一官房長官兼拉致問題担当相(左から4人目)と横田哲也さん(同3人目)=14日、新潟市中央区

 「忘れるな拉致 県民集会」に先立ち、松野博一官房長官兼拉致問題担当相は14日、横田めぐみさんが北朝鮮の工作員によって拉致された新潟市中央区の現場を初めて視察した。めぐみさんの拉致から44年となることに触れ、「ご家族にとって長い苦しみの時間だったと思う。事件解決に向け、全力を尽くしたい」と述べた。

 視察にはめぐみさんの弟哲也さん(53)も同行した。県警の村田達哉本部長の案内で、めぐみさんが通っていた寄居中学校から自宅があった場所、事件の情報提供を求める看板が設置された護国神社前を経由して海岸まで歩いた。

 松野氏は視察後、記者団に「閑静な住宅街で拉致という重大事件が起こったことに改めて衝撃を受けている」と語り、解決に向けて「(日朝の)トップ同士の直接的な交渉が大事だ」とし、政府一丸で取り組む意向を強調した。

 哲也さんは県民集会で松野氏に対し、「拉致現場を思い出してもらいながら業務を遂行してほしい」と訴えた。