横田めぐみさんが拉致されてから44年となったのに合わせ、取材に応じる母の早紀江さん。後方はめぐみさんが小学6年生の時に書いた書初め=川崎市(代表撮影)
横田めぐみさんが拉致されてから44年となったのに合わせ、取材に応じる母の早紀江さん。後方はめぐみさんが小学6年生の時に書いた書初め=川崎市(代表撮影)

 新潟市で横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されて15日で44年となったのに合わせ、母の早紀江さん(85)が同日までに川崎市の自宅マンションで新潟日報社など報道各社の取材に応じた。早紀江さんは「家族はめぐみちゃんのことを愛している。とにかく元気でいてほしい」と早期救出を願った。

 一緒に救出運動に取り組んできた父滋さんが昨年6月、87歳で亡くなった。自身も年を重ね「言葉に表せないほどの焦燥感がたまる」と焦りを募らせる。「『今度こそ』と政府に何度もお願いに行ったが、うまくいかなかった。今度の岸田政権が最後だと思っている」と、日朝首脳会談の実現を強く求めた。

 会場には、めぐみさんが新潟小6年のとき「元朝の志」と書いた書き初めが飾られた。早紀江さんは「一生懸命に書いていたもので、年末近くになるといつも思い出す」と語った。めぐみさんが小学生のときに家族旅行で作ったペンダントも披露。「いつも朗らかでにぎやかな子どもだった」と振り返り、「希望を持ってみんなが帰ってくるのを待っている」と祈った。