高速道で動けなくなった車の乗員を保護する訓練。バギー隊が救援物資を手渡した=16日、湯沢町神立
高速道で動けなくなった車の乗員を保護する訓練。バギー隊が救援物資を手渡した=16日、湯沢町神立

 東日本高速道路(NEXCO東日本)新潟支社などは16日、新潟県湯沢町の関越道湯沢インターチェンジ敷地内で、大雪時に高速道で動けなくなった車から乗員を保護する訓練を行った。昨冬に関越道で起きた大規模立ち往生での反省を踏まえ実施。参加した関係機関は、救援物資の配布、避難所への誘導の手順を確かめた。

 昨年12月、関越道では最大約2100台が立ち往生し、解消までに約52時間かかった。乗員への情報提供や支援が課題となった。

 訓練には、同支社のほか北陸地方整備局、北陸信越運輸局、県、湯沢町の担当者ら計約100人が参加。上りの塩沢石打サービスエリア付近で大型トラックが雪にはまって動けなくなり、約500台が立ち往生したと想定した。

 担当者が滞留車両を数え、解消までの見込み時間を算定。24時間以上かかると判断し、関係機関が情報収集や指示をする「乗員保護活動本部」を設置した。

 民間バギー隊が車内の人に食料や携帯トイレが入った救援物資を手渡したり、NEXCO関係者が中央分離帯に仮設橋を架け、反対車線の一時避難用バスまで乗員を誘導したりした。

 NEXCO東日本新潟支社の二木泰弘副支社長は「一連のオペレーションを実践的に確認できた。人命を最優先とし、確実に乗員を保護できるよう努める」と語った。

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