新潟県は18日、新型コロナウイルス感染症の急拡大で医療体制がひっ迫した場合に患者を臨時的に収容する施設「入院待機ステーション」を長岡市内に設置する方針を明らかにした。施設には看護師が常駐し、患者は入院までの間、酸素投与などを受けることができる。

 今冬にも予想される流行「第6波」に備えた医療体制拡充の一環で、県が厚生労働省の要請を受けて設置を決めた。運営主体については、県が県内医療関係者と協議を進めている。

 県は原則、重症化の恐れがある患者はすぐに搬送している。だが、感染が急拡大した場合、入院先が決まったとしても、病院側の看護体制が日中と比べ手薄になる夜間は、患者の入院に対応できない可能性がある。

 待機ステーションでは、こうした場合に患者を一時的に受け入れ、入院先に引き継ぐまでの間、酸素投与などの処置を行う。

 ステーション開設のタイミングは、確保病床の埋まり具合や感染拡大の状況を考慮し、県医療調整本部が判断する。

 今夏の流行「第5波」で本県の入院患者は最大277人に上り、病床使用率は49・9%に達した。花角英世知事は18日の定例記者会見で「万一の事態に備え、県民がより安心できる環境をつくりたい」と述べた。