初競りに並んだル・レクチエ=19日、新潟市江南区
初競りに並んだル・レクチエ=19日、新潟市江南区

 新潟県産の西洋ナシ「ル・レクチエ」の販売が19日解禁され、新潟市江南区の市中央卸売市場で初競りが行われた。新潟、佐渡、加茂、三条の4市から約6トンが出荷され、濃厚な甘みが詰まった果実が次々と競り落とされた。

 JAグループでは、ル・レクチエの品質保持のために解禁日を設けている。収穫から1カ月ほど追熟して甘みが増し、果肉が柔らかくなったこの日解禁した。12月上旬に出荷最盛期を迎える。

 今年は台風による落果被害がなく天候にも恵まれ、糖度が高く仕上がった。1玉200~600グラムで、平年より大きいものが多い。春の低温の影響を受け、出荷量は前年から1割減の約800トンの見込み。この日の落札価格は平年並みだった。

 県果樹振興協会西洋なし部会長の谷稔さん(65)は「やっとこの日が来た。生産者が丹精込めて作ったこの時期しか味わえないものなので、ぜひ味わいや食感、香りを楽しんでほしい」と話した。出荷は12月下旬まで続く。