古町花街の伝統的な街並みと防災の両立をテーマにした講演会=21日、新潟市中央区
古町花街の伝統的な街並みと防災の両立をテーマにした講演会=21日、新潟市中央区

 新潟市中央区の古町花街(かがい)の伝統的な街並みと防災の両立を考える講演会が21日、同じ中央区の料亭「行形亭(いきなりや)」で開かれた。市民ら約20人が参加し、火事から街を守る他の都市での実践例を学んだ。

 町内会などでつくる古町花街地区防災会などが企画。京都市などの歴史都市の防災を研究する立命館大学の金度源(キムドウォン)准教授(39)らが講師を務めた。

 金准教授は京都市の花街の先斗(ぽんと)町での防火対策を紹介した。火災の際に住民それぞれが家庭用のホースを持ち寄って初期消火を行えるようにした仕組みや、景観に合わせるために茶色のホースを使っている工夫を挙げた。

 また、路地の電線を地中化したり、店の看板を取り除いたりしたことで景観が良くなり、災害の際に避難がしやすくなったと説明。「美しい街並みをつくることで、防災も実現できる」と訴えた。

 参加した新潟市中央区の会社社長(61)は「住んでいる場所が木造住宅が多いので、防災を考える参考になった。具体的に何ができるかを話し合い、住民に発信していきたい」と話した。